20171209 第58回東北青年塾(兼忘年会)を終える
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わたしの最も楽しみにしているイベントといっていい、忘年会を兼ねた東北青年塾を終えました。
わたしにとって東北青年塾は自分の生活の一部でした。
始めたばかりの何回かは福島の地から仙台の地理を知らないまま、いろいろと会場に電話をして確保しました。
しっかりとポリシーを持った会、流れを持った会にしたいと、1年前には翌年の全ての企画を立てて一斉に講師の先生方に講師依頼のメールを送りました。
友達のいなかったわたしは、東北青年塾を通して友人ができました。
本当に貴重な、わたしを育ててくれた会です。
10年、続けてきました。
自分が会の代表を辞してから、少し遠巻きに見てきたのですが、今回は、振り切って、昔と同様に(いえ、昔以上に)積極的に参加しようと心に決めて、来ました。
「積極的」というのは、質疑の時間になったら、他者のことをあまり考えずにどんどん質問を重ねていくということです。「授業づくりネットワーク」の集会からの伝統をここではっきしようと改めて思いました。
結果、他の人はどうだったかわかりませんが、わたしはめちゃくちゃおもしろかったです。楽しかったぁ。
「積極的」に発言すると決めても、なんだかんだいって、そういう雰囲気を許してくれない場であればできません。東北青年塾はそういうことができる場でした。そういう場が生きていました。感謝です。
講座(発表内容)も秀逸でした。
新任1年目であんなにも質の高い、一人一人の子どもたちを大切にした学級づくりをしている大内秀平さん。自分の強みを意識してしっかり形作っているのがとにかくすごいです。 自分の好き、こだわりから、実験実践講座をもってきた久保木さん。久保木靖さんのねらいにぴたりとはまったわたしたちの活動の様子ではなかったでしょうか。話しをしていく中で、どんどん、学校教育の深層にまで触れていく感覚がありました。磨き上げたらおもしろいです。進め方、ワークシートをシャープにしていくことで実践に耐えられるものになるでしょう。わたし、追試してみたいと思いました。 1年生担任の実践を深くリフレクションしながら、わたしたちへ道標となる話しをしてくださった岩渕恭子さん。1年生を特別と思わないこと、そしてちゃんと一人の人格を持った人間として対等に接していくこと、そこがポイントかと思いました。 日々の実践を重ね、もはやプロの域に達しつつある、堀多佳子さんの読み聞かせ。絵本の選択等、さすがと思いました。ここで、わたしは「爆弾質問」。バカな質問でしたが、青年塾だから、堀さんだからできたことです。ムッとせず丁寧に対応していただき感謝です。 授業づくりネットワークの流れを持ってきてくださった感のある増川秀一さん。いつも、原稿の質が高く、みんなが修正として返ってくる中で、増川さんだけ原稿の修正がないことがたびたびあり、なんてわかりやすい端的な文章を書く方なのだろうといつも尊敬していました。今回の実践も納得の連続でした。実物を持ってきて見せていただいたのが大きいですね。 そして、菊池真人さん。ななななんと、Zoomを使って、ライブで南アフリカにいる菊池さんとお話をしながら南アフリカの事情を学びました。いやぁ、感動。そして、不思議な体験。目の前のスクリーンに菊池さんの顔が映し出されるのですからね。しかも、画面共有機能を使って、菊池さんが準備したプレゼンを操作しながらの講座。なんとも贅沢でした。ちょっとした機材だけで、海外の方とつないだ授業ができることをみんなで体験できました。 最後に、ホテルで夜が更けるまで(ななななんと、朝方3時近くまで)話、話、話……。
気を遣わずに話せる友との会話は、つきません。
わたしたちも、次のステージに向かう時が来たようです。